飯南の桃が旨いワケ
国内で唯一、JA香川だけが持つ高精度センサー【香味技】。最新鋭の光センサーで、桃の糖度(甘さ)だけでなく、硬度や果肉障害の有無まで総合的に果実を測定します。
出荷する全ての桃を、触れることなく一瞬で判定できるため、安定した品質の桃が出荷できるようになりました。飯南の桃は「ハズレ」がなく、消費者は安心して買うことができます。
ベルトコンベアにのせられた桃がセンサーを通過していく
センサーを通った桃はランクごとに選別され、傷がつかないよう丁寧に箱詰めされる
飯南の桃の歴史
その昔、朝廷に献上されていたという言い伝えのある「さぬきの桃」。飯山町での大規模栽培の歴史は明治十一年までさかのぼります。初代坂本村村長、元衆議院議員宮井茂九郎氏の指揮のもと、飯野山周辺の調査が始まります。
調べてみてわかったのが、飯野山南麓は水はけが良く、柔らかな土地が桃作りに大変適しているということでした。宮井氏は当時飯野山周辺に広がっていた松林を開墾し、桃作りに精通していた農家を県外から集め、広大な桃園を作りました。
その後も農地は増え続け、昭和三十年頃の飯野山周辺は見渡す限りの桃園で、収穫時期には町中が甘い香りでいっぱいだったそうです。
雨が少なくて日ざしが多い香川の気候も、桃の栽培に適している
桃作りの一年
桃栗三年柿八年といわれるように、桃は3年あたりから果実の収穫が始まり、寿命は15年から長生きの木は20年といわれています。
1月 | 剪定(枝切り) | |
2月 3月 |
根が活動し始める 花芽が膨らみ始めたら摘蕾 (蕾の一部を残して摘み取る) |
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4月 |
上旬 花が咲く。 実が大豆ほどの大きさになったら摘果 (果実の一部を残して摘み取る) |
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5月 | 中旬 袋がけ (種が固くなったのを確認) |
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6月 | 梅雨明けからお盆前まで休み無しで収穫 【日川】収穫(6月中旬~7月上旬) |
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7月 | 【あかつき】収穫(7月中旬~下旬) | |
8月 | 【なつおとめ】収穫(8月上旬~中旬) 収穫後は木が疲れているので丁寧に水をやる。 |
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9月 | 剪定 | |
10月 11月 |
お礼肥・元肥 (一年間がんばった桃の木にお礼を込めた肥料をやる) |
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12月 | 結果枝を剪定 |