子どものころ、なぜかよく家にあった「おいり」。
中に入っているこの小判型のやつが特に大好きで、妹と奪い合って
いたのをよく覚えています。
近所で結婚式があると・・・
こーんな袋入りのおいりが貰えるので、お祝いのお菓子らしいって
ことは子ども心に何となく分かっていましたが、香川県西部だけの
風習だということを知ったのは大人になってから。
(私は丸亀のお隣・善通寺の生まれです)
さらに『丸亀発祥の嫁入り菓子』だってことを知ったのは、
恥ずかしながらごく最近のことでした。
16世紀後半、当時の丸亀城主生駒親正公の姫君のお輿入れの際
お百姓の1人が五色の餅花を煎って作ったあられを献上したのが
始まり・・・
なんだそうです(汗)
こんな歴史のあるお菓子があるのなら、これをお土産に生かさない
手はないよね!と、当然そう考えていたワケですが、
日本百貨店の鈴木さんが丸亀に来た時、おいりを見てボソッと言っ
たんです。
「着色料使ってるんですねー。」
ピーンと来ました。
そうだ、天然着色料を使っておいりを作ろう!と。
ハイ。完全なる思いつきです。本当にできるどうかは・・・分かり
ません(笑)。
丸百 BOSS