うちわの大きさ、型も決まり、急ピッチで制作に取りかかってくれています。
三谷さんをお尋ねすると、1本の竹がうちわの形に近づいていました。
作業は長い竹を切るところから始まります。
木取巾と言って、持ち手(柄)になる幅は2センチとし、その2センチを35本に道具で縦に裂いていきます。オーソドックスうちわ(中万月)の骨は35本です。
今回は小割なので、35本にしたところで、その1本1本をもう1回割り、骨を70本にしていただきました。単純に裂けばよいものではなく、皮と実、皮と実、よく見るときちんと区別されて割られているのが分かります。
持ち手になる柄も工夫を凝らしてくれていました。少しくびれを作り、高級感を漂わせます。(N)
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