むかし団扇を制作するにあたり、最優先で決めること。それはうちわの骨をどんな大きさで、どのような形にするか。
竹林から切ってきた長い竹からうちわの骨を作っていくんですから、時間がかかりますよね。しかもすべて手作業です。
竹林から切ってきたばかりの竹。もともとは14~5メートルある
先日打ち合わせで決まったことは、形…上品な雰囲気のある玉子型、骨…高級感のある小割
以上2点です。
型は決まったけど、大きさも早く決めなければなりません。
あまり小さなものは風が来ないとのこと。
絵図、紙もまだ決まっておりません。手探り状態です…。
「コピーした用紙でいいから、試作で実際に一度貼ってみるのがいいですよ。絵を見るだけと、貼った感じは変わりますからね。試作作ってみましょ」と三谷さん。
試作に向けスタートです。
三谷さんは竹を切って骨作りの作業を始めて下さいます。
事務局はコピーで候補の絵図を使って紙作り。
市立資料館で資料をカメラに収めた画像をプリントアウトして作ります。絵図の大きさは縦横約24センチ。この大きさの等倍、60、80、110、120%に縮拡大した紙を作ることになりました。
紙はやわらかい方が貼りやすいとのこと、少しでもいいものに近づけたくて、試作の紙にもちょっとだけこだわりました。プリンター対応の和紙で印刷。
どの大きさになるのか…。
これを持って4日後に三谷さんところに伺います。竹がどんな形になっているのか楽しみです(N)